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#272. トレードオフ

トレードオフとは、一方を取ると、もう一方を差し出さねばならないような関係のことを言う。

例えば、野球のピッチャー。

一般的に、彼らは、早いボールを投げようとすればするほど、コントロールが悪くなる。逆に、コントロールを重視すれば、スピードを落として投げリコとだ。このように、ピッチャーにおいてはスピードとコントロールはトレードオフの関係と言える。

バッターにしてもそう。

フルスイングすれば、ホームランを打てる確率は高まるが、三振する確率も高くなる。逆に、フルスイングはせずにボールを捉えにいけば、三振数は減る。だけど、ホームラン数も少なくなる。

常識外れの選手という表現が使われるが、『常識とは、トレードオフのことを指し、トレードオフの原則をぶち壊すことが常識外れ』ということになるのだと思う。

例えば、ホームラン数も増えているのに、三振数は減っているバッター。

球速が上がっているのに、コントロールも良くなるピッチャー。

バッターとピッチャーを両立する二刀流。

つまりトレードオフが当たり前の状況なのだ。

これは、野球だけでなく、この世のほとんどはトレードオフの関係で成り立っている。

貯金に励めば、楽しめることが少なくなる。

お金を使えば楽しめることは増えるが、貯金はできなくなる。

一旦働きだしてから留学するには、仕事を辞める必要がある。

仕事を継続しようと思えば、留学には行けなくなる。

子供が生まれれば楽しいが、お金がかかる。

子供がいないと、お金は溜まるが寂しい。

まぁこいう言った感じ。基本、良いとこ取りはできないと言うことだ。

これは英語にも当てはまっていて、ピッチャーの例のように、早く喋ろうとすれば、正確性を犠牲にするし、正確に喋ろうとすれば、ゆっくりになる。これれは、自分がどちらを優先するかであって、正解というものはない。

人間の思考、哲学、価値観は過去の情報と経験によって形成されているので、人によって選択は異なる。

野球は身体能力が占める割合が多くて自分でコントロールできる部分は言語のそれと比べて少ないだろうけど

英語は自分で選べる。

今の私は、英語で会話する際に強調ポイント、正確性を重視しており、ネイティブからしてみれば、じれったく聞こえるかもしれない。

でも早く話そうと思って、喋ると発音や正確性が犠牲となり、2回喋らなきゃならない可能性だってある。

ゆっくりでも1回で伝えるか、早くても2回話すか。

私は両者を実際に使い分けて見て、ゆっくり喋った方が、コミュニケーションにおいてはスムーズに行くと実感している。

もちろん人によって得意不得意はあるので、正解はない。

英語を話しているときは、制球力のあるピッチャーになったつもりでいる。

自分の狙ったところにしっかり投げるということだ。

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