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35. 英語リーディング向上計画 1/2

皆さんこんにちは。HIRO(@takahiro_k18)です。

本日のテーマは英語リーディングの本質に迫ってみたいと思います。”なぜ英語の文章は頭に入って来ないのか”。これは多くの英語学習者が頭を悩ませる共通問題です。その原因について私の経験・知識が及ぶ範囲で考えてみました。2回に分けて書いていきます。

 

英語のリーディングは理解までの”段階”が多い

まずは文章を理解するプロセスから考えます。日本語、英語に関係なく、このプロセスのスタートは”文字”という視覚情報が脳に送られることからです。簡単にまとめると下記の様なプロセスになると思います。

まず日本語(母国語)を読む場合
日本語→視覚情報→脳→内容イメージ→理解

次に英語(第二言語)を読む場合
英語→視覚情報→脳→構造理解・翻訳→内容イメージ→理解

”英語を英語のまま理解する”という言葉を頻繁に耳にしますが、正直に言うと私にはこの感覚がまだ掴めていません。簡単な文章でも、一瞬ではありますが、日本語でイメージしている感覚があります。

私は英語を第二言語として学んでいる人間であり、普段の思考は日本語です。(英語で思考できる程のレベルに現状ありません)私の場合は日本語の方が迅速かつ深く思考できるので、英語を使う必要に迫られていないのです。

英語を第二言語としている学習者の殆どの方が私と同じ状況だと思います。それが、英語を理解するプロセスにおいて構造理解・翻訳という段階を踏む必要を作っていると考えます。

 

文章を読み進めるにつれ、代名詞を”代名詞として”理解してしまう

文章の難易度という観点で見ると、日本語の文章と比較して英語の文章の難易度が高いわけではありません。特にIELTSやTOEIC等の英語試験で出題される文章であれば、日本の高校の現代文の方が数倍難しいと思います。

仮にIELTSやTOEICが全て日本語で書かれていれば、満点とはいかなくてもそれに近い点数が取れると思いませんか?ということはネイティブスピーカーがIELTSやTOEICを受けてもそう感じるということです。

この文章構造の理解・翻訳の過程に、ネイティブスピーカーとの差があります。これは当たり前に話で、もし私たちが英語圏で生まれ育っていたら英語に何一つ不自由していないでしょう。

なぜ、文章構造・翻訳が”壁”になるのか?私が思いつく主な要因は下記の通りです。

  • 単語、Phrazal verb、idiomの意味を知らない、またはあやふや(ボキャブラリー不足)
  • 文章の構造が分からない、またはあやふや(文法が弱い)
  • 代名詞を”代名詞として”理解し迷う

ここで皆さんに対して考えてもらいたいのが代名詞についてです。なかなか見落としがちですが、It, This, These, Those 等の代名詞が何を指しているのかを追跡しないで読み進めてしまう人が多いのではないでしょうか。

そうするとItが何を指しているか分からないのに、It..で読んでいるから内容が頭に入っているようで入っていない。何故なら、その文章の主語や目的語が具体的なものになっていないからです。長い文章になればなるほどこの傾向が出ると思います。

これを防ぐには、代名詞を追跡する習慣を持つこと。ここを意識してみて下さい。

 

Phrasal verbと構文を抑え、次に来る流れを予測すること

代名詞の他に、ボキャブラリー不足と文法の弱さを要因に挙げましたが、ある程度、大学受験等で難しい英単語を覚えた人でも苦労するのがPhrasal verb。Phrasal verbとは日本語で言うと群動詞でしょうか。動詞・副詞・前置詞等を複数組み合わせ1つの動詞と同じ働きを持った言葉となります。ほとんどが他動詞(目的語が必要な動詞)として機能するかと思います。

例えば、”世話をする・面倒を見る”という言葉。皆さんに馴染み深いのはtake care ofでしょうか。これもPhrasal verbです。その他、look afterも同じ意味を持ちます。Phrazal verbは英文でも多く使われますが、以外と知らないもの。

調べるという意味を持ったPhrasal verbはlook into、look through、look overと数種類あったり、put out(消す)、put on(着る)、put off(延期)と1語異なるだけで意味が全く異なるものが多く存在します。私はこのPhrasal verbの理解が自分自身で弱いと感じています。

パッと見て簡単そうな文章でも、以外と頭に入って来ない原因としてPhrasal verbの存在があることが多いです。中学で習うレベルの言葉でも複数固まることで、脅威になることが往々にしてあります。

 

文章構造の理解には”先読み”と”文法力”

例えば、初めて読んだ文章でも、not onlyという言葉を見たら、即座にbut alsoはどこだ?と先回りして情報を探せるようになると文章構造を見破りやすくなります。more等の比較級が使われたら後にはthanが置かれることも推測できます。

また、分詞による後置修飾であったりと、修飾語は被修飾後の前に置くだけではないというルールも頭に入っていれば、文章理解が理解できます。これは文法力。文法とはその則(ルール)のことです。

ルールを知っていることは、文章の理解の正確性を高める為に不可欠です。このルールがあやふやだと理解できるのは”なんとなくレベル”で止まります。理解できていると思っても、”なんとなくレベル”です。知っている単語があれば、推測が全体の内容理解を補助してくれますが、正確性は高くありません。

自分の文法力を測るのに一番手っ取り早いのはライティング。”自らの言葉で文章化”する為に誤摩化しが効きません。文法が理解できていないと文章を自らの言葉で書くことはできません。

 

文型は文章の”核”

高校1年生のときに”文型”というものに初めて出会いました。文型とはSubject(主語)、Verb(動詞)、Object(目的語)、Complement(補語)で構成された章ののこと。これは文章構造の”骨”になります。文型は下記の5つに分類され、全ての英文はここに修飾語や副詞節といった”お肉”を付けてあげることで複雑な内容を表現できるようになっています。

  1. S+V
  2. S+V+C
  3. S+V+O
  4. S+V+O+O
  5. S+V+O+C

言い換えれば、どんなに複雑な文章に見えるものでも、”核”は上記の5つのいずれかに分類されます。これを見抜くことができるかどうかは文章構造の理解に不可欠です。お肉を削ぎ落とせば、骨になります。

 

このように英文を理解するプロセスにおいて、日本語では無意識でできていることを英語では”意識して”行う必要があります。次回の記事では、文章だけでなく、パッセージ全体を含めてリーディングの本質について迫っていきたいと思います。

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Takahiro Kobayashi
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