ビジネス

199. 金鉱ではスコップを売れ!!

「金鉱ではスコップを売れ」

ネット上でこんな言葉を見つけた。

見つけた瞬間、これは考えさせられる言葉だと思った。仮に「金鉱で稼ごう!」となった場合、誰よりも掘ることで成果を出すのが日本式の働き方だと思う。「私たちは必死に汗水流して掘ってます。金を掘り当てられるまで残業して掘り続けます。和を尊しとし、集団行動を乱しません。」

いわゆる与えられた仕事で成果ではなく、コスト(時間・労力)を評価してもらう働き方だ。ここで犠牲になるのが、「自由な時間」である。

一方、米国式は「スコップを売る」という発想になる。

「手段を与えてやる。ルールも決めてやる。その中で働いてくれ」となり、スコップを持った日本人は必死に働く。彼らには自由な時間がある。だって働いてくれる人たちがいるから。

日本人は「金鉱で働く」となった場合、「スコップを売る」という発想すら生まれないのかもしれない。ここが問題。「スコップを売る方法もあるが、採掘者を選ぼう」と「自分で生き方の選択」していれば良いが、大半は「スコップを売ろう」という考えすら生まれていないと思う。

その理由は「いかに勤勉な採掘者になるか」という日本式教育をされることが大きく影響を与えているからだ。金を掘り当てれば、「よくやった」とボスが持っていく。手元の残るのは、時間の対価となるお金だけ。

もちろん日本式でノウハウを覚えて自分でビジネスを始めるという考えもある。

金を掘り当てるのが上手い人は、「どこを掘るべきか」を見極めてから着手する。手当たり次第、体力の続く限り掘り続ける人よりも金にたどり着ける可能性は高い。その金を当てる場所の見極め方を学べたり、身体を鍛え体力得られる等、日本式の働き方にもメリットはある。効率的に掘れるスコップを開発できる可能性だってある。

だが、ほとんどの人は「ビジネスマン」ではなく「レイバー(労働者)」として生涯を終える。いかに「スコップを売る側に回るか」ここに焦点を当てて働き方を構築していきたい。

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Takahiro Kobayashi
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