ビジネス

#8. モーニング・パーソンのすゝめ

今日の記事は私の社会経験から学んだ、”睡眠”と”仕事の効率”に関する記事を書きたいと思います。

実は私、機械の専門商社の営業として大阪で4年間働いていました。

日中はお客さんを訪問し、ご注文をいただく為の情報収集や、機械の仕様の打ち合わせ等の業務で、なかなかデスクワークに取りかかれません。必然的に夕方以降に見積作成や台帳計上等のデスクワークを開始することになり、私の要領の悪さも相まって、定時に帰れた記憶はほぼありません。

さらに前職の会社は良くも悪くも上司・先輩方にお誘いいただき、仕事帰りにお酒を飲みに行く機会も多々ありました。この結果、終電で帰ることも珍しくなく、常に睡眠不足の状態で仕事です。睡眠時間は平均5〜6時間。

この生活は精神的にも肉体的にも辛かったですが、当時は『これが商社マンとして当たり前なんだ』と小さなプライドを鼓舞し、他社に勤める友人と飲みにいった際には『俺はこんなにハードな生活を送っているよ』と誇らしげに話した記憶があります。今思うと本当に恥ずかしいことです。

日中は睡眠不足なので、仕事の効率が悪く、だからと言って仕事の量は減らない。効率が落ちる分、時間を費やすか、人員を増やしての対応となります。もちろん時間を費やす方になるので、飲まない日でも帰宅は毎日22時過ぎ。家は寝るだけに帰るような場所でした。

しかし、この生活が私の睡眠に対する意識を高めてくれました。

平日はこんな生活でも週末は自分の時間に使えるので、日曜の夜だけはあまり予定を入れず22時くらいには寝るようにしていました。すると、翌朝6時に起きてもその日1日中高い集中力を維持できるのです。8時間寝たら日中の生産性は劇的に向上します。

この経験より睡眠は日中の生産性を高めるのに不可欠であることを身を以て学び、十分な睡眠を確保してこそ、効率的に過ごせる日中があるとの結論に至りました。十分な睡眠時間の確保は翌日への投資。まさに生活の基盤です。

以降、フィリピン留学していた際にも、夜更かしせず翌日の授業に備えて睡眠時間を十分確保することを優先し、夜の勉強時間よりも、授業への集中力を高めることに重きを置いておりました。

すると、また新しいことに気がついたです。

それは、「朝の時間は夜に比べて格段に効率が良い」ということ。

これは社会人時代も感じていたことですが、帰宅するのが夜遅いので、翌朝なかなか起きられず、正直言って前日早く寝れる月曜以外は実践出来ていませんでした。

一方フィリピンでは、17時に授業が終わり夕飯を食ベ終わっても18時くらいなので、早く寝ることができました。遅くとも22時台には寝ていたかと思います。

すると翌朝6時には目が覚め、授業が始まる8時半まで朝食の時間を除き、勉強する時間に使うことができました。すると同じ時間を費やしても、夜に比べて2倍近くの量をこなせることに気付いたのです。朝の時間は夜にも増して貴重な時間です。

朝型人間のことを英語では”Morning Person”と言います。早起きは三文の得と言いますが、現代で言い換えると”三億”または”三兆”だと思います。ことわざには先人の知恵や教訓が込められていますが、現代にも生き残っているということは共感できる人が多かったのでしょう。

もちろん人はそれぞれの体質・リズムを持っているので、自分は夜やる方が効率的という方も多いと思います。夜のオフィスは電話もかかって来ないのでデスクワークに集中できるということは私も経験から納得できます。

ですが、それは環境が補ってくれているからであって=効率的に働けているとは言えません。時間を費やすことでも、仕事は進みますが、当然睡眠時間という代償を支払うことになります。

効率が悪いだけなのに、時間をかけることで一見一生懸命やっているアピールする人(以前の私です)。自分の仕事のスタイルの見直しや、効率を改善することを放棄し、忙しい忙しいと愚痴をこぼし続ける人(これも以前の私です)。こんな人、皆さんの周りにいませんか?

もちろん、期日が迫っている資料や提出しなければならない見積書の作成、または上司・先輩方からのお誘い等の要因により、帰宅が遅くなる日があるのも組織に属している以上は仕方ありません。

また、基本はお客さんの都合に合わせて動かなければならないので、自分だけでコントロールできないことが往々にしてあることは、私の短い社会人経験からも分かります。取り組み方を変えているそんな暇があるくらいなら、手を動かさないと今日も帰れない、という声が聞こえてくるのは想像に難くありません。

しかしこれは改善の放棄した人たちの言い訳です。状況を変える手間を惜しんで、結局は余計手間のかかる方法を選択し続けているだけ。人間は現状維持が一番好む生き物だから。

今回のこの記事の目的は

  1. 睡眠の重要性
  2. Morning Person(朝型人間)の方が圧倒的に効率が良いこと

この2点をお伝えしたかったことにあります。

もちろん世間一般で言われている様に、寝食忘れて仕事に没頭する期間も確かに必要だということは私も納得です。没頭することで課題が浮き上がり、その課題を解決する過程で仕事だけでなく人間としても洗練されてきます。

かと言って、効率の悪さを時間で補うというような生活をずっと続けているとすれば、80年という限られた人生において、それも考えものです。現状の問題を理解した上でもがき続けているならばまだ良いですが、ここに何の疑問を抱かずにいることが一番の問題。

仕事が劇的に早くこなせるようになれば良いですが、”ある日目覚めたら、突然仕事がバリバリできるようになっていた!”は現実的には難しいと思います。時間をかけて解決するよりも、効率を高めようと少しでも意識を向けること。まずはこの考えを頭の中に入れて育ててあげることが大事だと思います。

ご存知の通り、Morning Personの効率については、多くのメディアも取り上げています。もう既に実践しその効率の高さに気付いている人も多いかと思いますが、まだまだ少数派でしょう。

朝起きれない原因は、夜寝るのが遅いか、自分の好きなことや楽しいことが出来ていないことだと思います。

海外から日本人の働き方に対して外から眺めてみると、これまで常識と思っていたものに疑問を覚えることも出てきます。海外では多くの人が夜の時間を家族とゆっくり過ごせています。ただその分朝早く起きて出社しているMorning Personが多いと感じます。

日本社会から一時離脱している立場、責任を取らなくていい立場から生意気なことばかり書いていることは承知の上です。

ただ、自分自身がそうであったように、時間を費やすことで、効率の悪さを補い続けるという働き方に強く疑問を抱いてる為、このような記事を書かせていただきました。

繰り返しになりますが、Morning Personになったからと言って仕事は減りません。でも明らかに効率は変わるので、試してみる価値はあると思います。一気に1時間とは言わず、毎日5分ずつ早く起きる(または寝る)ことで頭と身体を徐々に朝型にシフトしていくのも良いかもしれません。

限られた人生を今以上に充実させる為の方法の1つ、それがMorning Personになることです。

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