IELTS

#14. IELTSライティングTask2 【ボディ パラグラフ】 2/4

本日はIELTSのライティングTask2のBody Paragraph(ボディパラグラフ以下BP)についてご紹介させていただきますので宜しくお願いします。

BPとはその名の通りそのエッセイの書き手の主張の核となるパートのことです。イントロ同様、まずはその『目的』からご説明させていただきます。

BP の目的はイントロで登場したThesis statement(主題文)の内容を理由や対比を用いてサポートしたり、内容を深く展開していくことです。主題文=エッセイの論点でしたよね。ここに的を絞って、別の材料で肉付けをしていく訳です。

それでは、例文を見てみましょう。まずは前回のブログでご紹介したイントロの復習から。イントロはFunnel(じょうご)のイメージ。広い主張→徐々に内容を絞っていきます。

①Recently, an increasing number of people have been studying English as a second language. ②Many people believe that studying abroad is more effective than (studying) in their hometown. ③That is because people can get many opportunities to use English in daily life if they live in a country where English is widely spoken.

第1文は第二言語として英語を学ぶ人が増えている一般論を用いて、studying Englishというエッセイのトピックを導入しています。

第2文は書き手の意見(Thesis sentence)を提示し、留学と国内学習という比較を用いて内容を絞っています。

第3文は理由を提示し、上記第2文をサポートしています。

この例から、各々のセンテンスが各々の役割を持っていることが分かりますね。何かしら理由があるから、そのセンテンスが書かれているのです。

ここのイントロの目的・役割としては、studying Englushというトピックセンテンスに対し、書き手は留学する方が国内で学習するよりも効果的なのではないか?との主張の提示です。次の文章でそう考える理由は日常生活で英語を使う機会が多く持てるからだと説明しており、その後の流れがこの論点のサポートであると予想できます。つまり第3文はこのエッセイがどういう方向に向かうかガイドライン的な役割を果たしています。

ここから、このエッセイでは英語学習において留学する方が効率的であるという書き手の意見を次のBPを使ってより説明していくのです。それがこのエッセイにおけるBPの役割となります。

ここで覚えてもらいたいのは主題文(論点)が何なのか、念を押して再度BPの頭に提示する必要があると言うことです。なぜなら何について話を述べていくつもりなのかを読み手に説明してあげることで、内容を推測しやすくしてあげる為です。

そして、別の観点からの理由や、対比(もしそうでなかったらいう仮定や反対のシチュエーション)、具体例、何かの引用といった『様々な手段』を用いてイントロで述べた留学の効率性という論点をサポートしていくこととなります。ここで使われるのがメインアイデアとなります。

更に覚えておいてもらいたいのが、各々BPごとにその結論(主題文の言い換え)を持たせる必要があると言うこと。結局はこのBPで説明してきた通りこうなんですよ、と言う自分の意見を更に念押しする訳ですね。読み手が誤解していないかの軌道修正の働きもありますね。

従って各BPは下記のように構成されます。

  1. 主題文の引用(エッセイでの論点、別のフレーズで言い換え
  2. 理由、対比、具体例、引用等の手段で主題文サポートする。(メインアイデアは各BP1個のみ)
  3. 主題文を別のフレーズに言い換えて、主張の念押し(結論)

BPはメインアイデアだけでなく主題文も引き続き引っ張ってきて、何についてこれから述べていくかを読み手に対し再度念押ししすると前述しました。ここで注意してもらいたいのは、同じ意味の内容でも別フレーズで説明すること。なぜならアカデミック文章では同じ言葉の繰り返しは好まれないから。

仮にイントロでの論点に対し『なぜ?』という問いかけを自らにしていれば、その内容の説明が次からのBPの内容を占めるいくことになります。

長くなりましたが、例文に対するBPを見ていきましょう。

Many people believe that studying abroad is more effective than (studying) in their hometown. (多くの人は国内での学習よりも留学の方が英語習得には効率的と信じている)

このエッセイの論点であるこの部分に焦点を当てて展開していきます。

Firstly, people should learn English in a country where English is spoken because they can put themselves into a circumstance in which the have to use English compulsory. They can have numerous chances to listen to it in their daily life. In addition to this, they need to produce it in any situations such as shopping, traveling around the city and having dinner at restaurants.  It means they can have numerous chances to learn it. On the other hand, if they stay at their hometown, there are few time per day when they can use English in daily life. Therefore, it is preferable for people to study in a country where local people speak English.

太字部分がThesis statementの別フレーズでの言い換えとなります。つまり、shouldを用いて英語学習者は留学すべき=海外の方が効率的(イントロの第2文)との主張を繰り返しているのです。

これに対し、because they can put themselves into a circumstance in which the have to use English compulsory. (なぜなら彼らは英語を使わなければいけない状況に自分を追い込めるからだ)と理由を用いてサポートしています。役割はイントロの第1文と同じです。ここではメインアイデア=日常生活ということが分かります。日常生活というアイデアを用いて、留学の方が効率的であるという主張をサポートしています。

ここで覚えておいてもらいたい条件として、各BPが持てるメインアイデア(そのパラグラフの核)は1つのみであること。これは書き手の主張を明確にする為です。他のアイデアを使って更にサポートしたい場合は別のBPを作って説明して下さい。ちなみにメインアイデアはControlling ideaとも呼ばれてます。Controlling idea=The main idea of each paragraph(各々のパラグラフのメインアイデア)として覚えておいて下さい。

さらに見ていきます。

They can have numerous chances to listen to it in their daily life. In addition to this, they need to produce it in any situations such as shopping, traveling around the city and having dinner at restaurants.  It means they can have numerous chances to learn it.(彼らは日常で英語を耳にする機会を多く得ることができる。これに加えて、買い物や街の移動、レストランでの夕食等で英語を話す必要があり、英語を学ぶ多くの機会があるのだ)

ここでも、日常生活を更に深く掘って買い物や移動、レストランという具体例を用いて、論点をサポートしています。In addition to this,(これに加えて)という追加の意味を表す頻出語句です。この語句が出て来た瞬間に次の文でも同じ流れが続くことが予想できます。使用する際には語句の後にコンマを置いて下さい。

思い出して下さい。各BPにおけるメインアイデアは1つずつというルールでしたよね。ここのBPは日常生活というアイデアのみをメインにして論点をサポートしている訳です。別のアイデア用いる場合には別のBPで述べる必要があります。

次にいきましょう。

On the other hand, if they stay at their hometown, there are few time per day when they can use English in daily life.(一方で、彼らが母国にいれば、日常生活で英語を使う機会はわずかだろう)と対比条件を用いて更に論点をサポートしています。On the other hand,(一方で)は対比を用いる際の頻出語句ですので、覚えておいて下さい。こちらも使う際には語句の後にコンマを置いて下さい。

そして最後の文です。

Therefore, it is preferable for people to study in a country where local people speak English.(それゆえ、地元の人々が英語を使う国で勉強することが好ましい)と再度論点の繰り返しで締めています。

結論を表す言葉として、ここではThereforeが使われていますが、Thusも同じ意味で同じ場面で使えます。FirstlyやIn addition to this、On the other handを含め、文章を論理的に展開する為の副詞や接続詞を用いることで、話の流れを事前に読者にイメージし易くすることができます。これらはLinkerと呼ばれています。

既にお気づきになられた方もいらっしゃると思いますが、各々のBPの最後は論点の繰り返しである可能性があること。これは時間のないリーディングでも生きてくる重要なポイントです。

BPを書く際に注意してもらいたいのが、一貫性があり、矛盾していないかどうかです。英語を英語圏で学ぶことは有効だ。それは国内学習の効果は絶大であるからだ。等の意味の繋がらない流れになっていないか注意が必要です。

また、大事なので繰り返しますが、1つのパラグラフにおいてメインアイデアは1つのみにして下さい。そうでないと、何を伝えたいのかが曖昧になってしまいます。もし他のアイデアを用いて主張したければ、もう1個別のパラグラフを作ってその中で説明するようにして下さい。読み手が分かりやすいようにシンプルに書くこと。これが大事です。

ここから先はBPを書く上での注意事項となります。

時制に関してはほとんどの場合、現在時制になるかと思います。今日の社会問題や環境問題がメインになりますので。Task1の場合は過去の情報がグラフにまとめられており、その説明なので過去時制の場合が多いですが。

説明に用いる要素については、複数名詞となることが多いです。 People, Students, Computersなど。これはイントロの一般論の提示と同じです。さらに注意してもらいたいことは、短縮形や略語を使わないこと。インフォーマルな表現ですのでここでは相応しくありません。例えばdon’t, TV, NZ。それぞれdo not, television, New Zealandとしっかりとした形で書いて下さい。こんなところで減点されてはもったいないですよ。加えて、etc やso on, I thinkもフォーマルではないので、アカデミックな文章では使わない方が賢明です。

強い主張や表現も好まれません。例えば、every, all, everywhereは○○という例外を許さない強い表現になります。全てのものが○○であるなんて、根拠もないのにそんなこと言えませんよね。almostを付け加える等、表現を柔らかくしてあげて下さい。

曖昧な説明で恐縮ですが、BPの数は時間と自分の自信次第です。通常2個が時間や文字数で書く方が多いですがトピックに自信があり時間も許すならば3つ書いて構わないし、逆に自信無ければ1個をじっくり展開しても構いません。大事なのは手を動かさない時間を極力減らすこと。そして250文字書くこと。

以上でライティングの核となるBPのポイントが何となくイメージできたでしょうか?次回は最終部分の結論のついて書いていきます。

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