IELTS

#44. IELTSライティングTask1 【グラフ問題】 2/5

前回の記事では、IELTSライティングTask1のグラフ問題の概要およびイントロについて書きました。

この記事からはボディパラグラフ(以下BP)のポイントについて書いていきたいと思います。BPについてはライティングTask2の記事でも書きましたが、どんな役割を果たすパラグラフだったか皆さんは覚えていますか?

BPとはそのパッセージ全体の”核”となるパラグラフ

BPはその文章全体における”核”となるパラグラフです。イントロは”与えられたグラフが何を説明しているのか”を説明しました。そして、その中身を見ていくパラグラフがBPとなります。BPは基本的に2つ書くことが一般的です。20分で150文字以上という条件なので、1つでは少なく、3つでは多い為、2つが適切な数だと私自身も思います。

時制は原則、”過去時制”

グラフ問題は、過去の何かのデータなので、過去時制で文章を書くということに注意して下さい。2010年のデータなのに、現在時制で書いたら文法的に間違いなのです。たまに将来の予測がデータとして扱われることがあるので、その場合はThe number of people is predicted to increase..というように”予想されている”という表現を用いて下さいwillやis going toは”〜になる”という確度が高い表現なので、このグラフの表現適しません。

is predicted to の他に
is expected to do
is likely to do
is speculated to
といった表現が使えます。

BPは”大きい変化”または”共通点・相違点”で勝負!

Task1のグラフ問題におけるBPでは、”変化の大きい箇所”または”共通点・相違点”を説明することが求められています。細かい部分を説明する必要はありません。内容の深さよりも、グラフ全体から目立った特徴を見つけ出し、それについて正確に説明できれば良いのです。問題文でもMain feature(主な特徴)を書くよう記載されています。グラフを見たら、”大きい変化”または”共通点・相違点”を見つけ出すこと。ここがポイントです。

BPは『形容詞+名詞』または『動詞+副詞』の組み合わせで攻略!

下記は前回記事で紹介させていただいたものです。

【増加 go up(↗︎)】
increase(increase)
rise(rise)
grow(growth)
double(doubling in sth)
treble(trebling in sth)
rocket( – )※big change
soar( – )※big change

【減少 go down(↘︎)】
decrease(decrease)
fall(fall)
drop(drop)
decline(decline)
plunge( – )※big change
plummet( – )※big change

【変化無し no change(→)】
level off(a leveling off at)
remain the same( – )
remain stable( – )
stabilize( – )

【増減 constant change(〜)】
fluctuate(fluctuation in sth)

【最高点、最下点(∧)(∨)】
reach a high of sth(a high of sth)
reach a peak of sth(a peak of sth)
reach a low of sth(a low of sth)

【大きい変化を表す副詞 large change】
considerable(considerably)
sharp(sharply)
dramatic(dramatically)
significant(significantly)
substantial(substantially)
drastic(drastically)

【小さい変化を表す副詞 small change】
steady(steadily)
slight(slightly)
gradual(gradually)

では、”大きな変化”または”共通点・相違点”を見つけたら実際にどのように説明していけばいいのか?

それは上記の単語を”組み合わせる”ことです。上記内の組み合わせだけでも、IELTSは十分にカバーできます。パターン化しておくと便利です。なぜなら、人数が増加するのも、何かの消費量が増加するのも、”増加という変化は同じ”なのです。

特に『形容詞+名詞』=『動詞+副詞』ということがパターン化のポイントです。両方を取り入れることで、文章が単調化することを防ぐことができます。

実際に文章を用いて説明させていただきます。

まずは形容詞+名詞パターンから。There was a substantial increase in student from 2010 to 2016.(2010年から2016年の間に学生数が大きく増加した)これはsubstantialという形容詞とincrease(名詞 ※動詞も同じ形)を使って増加が”大きかった”ことを説明しています。

There was an increase in student from 2010 to 2016.(2010年から2016年の間に学生数が増加した)increaseのみであれば単なる”増加”という意味となります。大きくもなければ、小さくもない増加です。

次に動詞+副詞パターンで同じ意味の文章を作ってみます。

The number of students increased substantially from 2010 to 2016.(2010年から2016年の間に学生数が大きく増加した)この文章ではincrease(動詞)とsubstantially(副詞)を使ってsubstantial increaseと同じ意味を表現しています。

『形容詞+名詞』=『動詞+副詞』はBPにおいて表現を豊かにする為に有効な手段です。

期間を表す表現

上記例文でも用いられたように、期間を表す語句についても頻繁に使うのでここで書いておきます。

【期間を表す語句】
from 2010 to 2016
in 2016
for six years
between 2010 and 2016
during the period from 2010 to 2016
throughout the period from 2010 to 2016
between 2010 and 2016, a period of six years

数値を扱う場合の注意ポイント

BPに入ると変化を表すことが多いので、必然的に数値を扱う機会が増えます。ここではその数値を書く場合の注意ポイントについて書いていきます。

数字から文章を書き出す場合には、”番号で書かないこと”。

100人減少であれば、One hundred people decreased.のように書くのが慣習です。100 people decreaseと書かないように注意して下さい。

数値を表す前置詞byとtoの違い

”byは変化の大きさ”、”toは到達した数値”を表します。

『2010年から2016年の間にニュージーランドの留学生が20,000人→10,000人に減少した』という文章で見ていきましょう。まずはbyから。

The number of people who studied in New Zealand from foreign countries dropped by 50%, from 20,000 to 10,000 between 2010 and 2016.

ここではby 50%と表現し、半減したことを説明しています。その後、from以下でどのような数字の変化があったのかを具体的に説明しています。by 50%をby halfとしてもOKです。次にtoを使って表現します。

The number of people who studied in New Zealand from foreign countries dropped to 10,000 between 2010 and 2016.このようにtoは変化後に到達した数値を表すことができます。

補足説明の数値にはコンマまたは()を使うこと

補足説明の数値はコンマで挟むこと。The number of people who studied in New Zealand from foreign countries dropped,10,000, between 2010 to 2016.

また、コンマ用いない場合は()を使用するようにして下さい。The number of people who studied in New Zealand from foreign countries dropped (50%) between 2010 to 2016.

PercentageとProportionは同じ意味で使える

率と割合。学問的な正確な定義は異なるのでしょうが、IELTSでは同義語として両者を入れ替え可能です。下記のように同じ意味を表します。

The percentage of people who applied to studied in New Zealand  dropped (50%) between 2010 to 2016.(2010年から2016年の間にニュージーランドの留学生の割合は半減した)※これニュージーランド以外の国と比較している文章となります。

The proportion of people who applied to studied in New Zealand dropped (50%) between 2010 to 2016.

その他の数字に関する表現

以前の記事である30. “数字”に関する英語表現にもライティングTask1には大きく役に立つ内容を書いてありますので、こちらも参照下さい。

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