IELTS

#20. IELTSリスニング着眼点 【まとめ】 4/4

IELTSのリスニング着眼点のまとめです。

実は先ほど、学校でIELTSリスニングの模擬試験を受けてきたところです。そして模試が終わった瞬間にペンと紙を取り出しメモしたポイントについて、本記事に11個にまとめました。

本日の模試はSECTION1〜4の計40問での構成。

SECTION1はホームステイの申請に関するディクテーション、SECTION2はツアーの案内に関する選択肢問題と地図問題、SECTION3はプレゼンテーションに関する2人の会話の選択肢問題とディクテーション、そしてSECTION4がグルテン(グルテンフリーで最近頻繁に耳にするやつ)の歴史に関する選択肢問題とディクテーション問題でした。

ここまでブログに書いてませんでしたが、基本的に放送はモノローグ(1人が案内等を話す)か2人の会話のどちらかになります。私が知る限り、3人以上が同時に出てきた例は過去にありません。そして下記がIELTSリスニング全体ににおけるチェックポイント11となります。

1. SECTION1の最初に流れる例題の時間を活用し、SECTION3, 4の選択肢問題を読み進め、ストーリーの予備知識を得ること

各セクションの冒頭には30秒間ずつ問題を読む時間が与えられることは以前の記事で書きました。この30秒は何のネタをキャッチすべきかを予測(Prediction)することに投資すべき時間でしたよね。

ありがたいことに、セクション1では大して重要でない例題が読まれます。

30秒以上の準備時間が得られるのです。この時間を有効活用しない手はありません。そこでセクション3,4のPredictionに使うべきです。なぜならそこには選択肢問題が出題されるから。

要するにセクション3, 4では選択肢問題→ディクテーション問題まで休憩なしに一気に放送が流れるので、ディクテーション問題のPredictionする時間が限られています。

選択肢問題に関しては、簡単な文章でも焦ってしまい、結果2回3回も繰り返し読んでしまうことも多々あるのではないでしょうか。これではディクテーション問題のPredictionへの時間が足りなくなくなるのは当然です。

そこで、このセクション1の例題時間を選択肢問題の内容理解へ投資することをオススメします。

この目的は、すばり「脳にどんな内容の放送なのか予備知識を与えてあげる」こと。予備知識とは放送全体のストーリーの内容のことです。

予備知識があれば知らない単語でもある程度の推測できます。これが後々のディクテーションに生きてくるのです。※予備知識については後述(10.)します。

2. 各SECTIONの最後に与えられる30秒間は次のSECTIONのPredictionに投資する

回答用紙への記入は全ての問題終了後、10分間与えられますので、試験中は先手先手の姿勢で次の問題へ時間を投資すべきです。

よって各SECTIONの最後の30秒間は次のSECTIONに投資すべき。これで最初に与えられる30秒と合わせ1分間のPredictionの時間が得られます。

極端に言えば試験中はメモ程度で回答を書いておき、回答用紙へ記入する際に思い出せてしっかり書ければいいのです。

3. 大文字、小文字、単数、複数、スペルのチェック。※これは回答用紙記入の10分間で実施すべき

些細な様に感じますが、これも常に重要です。

例えば回答がtrainsであった場合、trainでも不正解にされるのがIELTSなのです。つまりtrainという言葉すら聞き取れていなかったグループに分類されてしまうということです。最後のsまで聞き取る必要があります。

その他の例では、This afternoonのthisが抜けていたり、Advanced educationの、Aが小文字であったり、過去分詞修飾のdが抜けていても当然不正解になるのです。All or nothingのシビアな世界。例えばスペルミスを2問起こすだけでスコアが6.5→6.0となったりするので、こう考えると些細なミスでは済まされないですよね。

人名や通り名といった固有名詞には基本大文字を使いますが、その他については前後のヒントを見ながら判断して下さい。

4. 文字数制限(回答ルール)の確認

ここを違反していたら問答無用に不正解にされます。ですので、私は忘れない意識づけのために、問題を見たら文字数の箇所に◯を付けるよう習慣づけています。

まずは回答のスタート地点に立ちましょう。3秒あればできますので時間対効果は十分にあります。

5. 名前や数字を書き取る訓練の必要性

ディクテーション問題の中に少なくとも1問は人名または電話番号の書き取りが含まれます。1文字ずつ読んでくれますが、これがまた速い。脳の処理が間に合わない可能性も十分ありますので、普段から友人にお願いして名前や番号の書き取りの練習もオススメです。

聞き取れさえすれば英語力関係なく得点できますし、これを聞き逃せば「うわ〜っ逃した」と精神的ダメージを与えてくるのです。イギリス英語のダブル◯◯という普段聞きなれない表現が高確率で入ってきます。

6. 選択肢問題では、問題用紙とは別の言葉に言い換えられて放送される(Paraphrase、synonymでの言い換え)

Paraphrazeやsynonymの習得はIELTSの試験においての必須条件であるということを再三再四お伝えしてきました。姿形を変えるだけでなく、条件(今は駄目だけど以前まではOK、来月からOK等)を加えて罠を仕掛けてきます。お目当の言葉の前後こそ注意して聞いて下さい.

7. リーディング能力の必要性

前述1の様にSECTION3,4の選択肢問題を限られた時間内に読む必要があります。選択肢は2回3回と読めば誰もが理解できるレベルですが、ディクテーション問題のPredictionへ時間を使う為に1回読んで理解できるようになるべきです。

焦っていると、これがなかなか難しい。

そしてキーワード抽出力。各選択肢には必ず「違い」があります。その違いを表すキーワードを見抜いて◯を付けておくだけで、見返した際、何に的を絞って聞けば良いのか格段に理解し易くなります。これはセクション1の例題放送時間にやっておくと◎です。

8. 地図問題では、出発点と方向の表現のされ方に着目する

セクション2で頻繁に出くわす地図問題。出発点から放送内容に従って建物の名称をディクテーション(選択肢の場合もある)をしていく形式です。

最初はどこからスタートなのか出発点の見極め、そして東西南北または前後左右で方角が表されるのか、地図中のヒントから予め想定しておくこと。

この問題で特に意識すること、それは「放送にしがみつき迷子にならないこと」です。一度迷ってしまうとドミノ倒しのように倒れてしまうとがあるからです。1問の為に2問を捨ててはなりません。

1問捨てても大したダメージではないので必死にしがみつきましょう。

見方は違えど、表を埋めるディクテーションも問題の本質も地図問題と全く同じ、どこを読んでいるのか分からなくならないように放送に乗り続けることです。

9. ディクテーションで書き取る内容は基本レベルの単語である

リスニングでは時折、食品名や病名等、普段聞きなれない単語に出くわします。

ですが、受験生が書き取る空欄にはwater等の基本レベルの単語となりますので、空欄の前後が難しい単語であっても悲観する必要は無く、流れてくるネタをどっしりと待ち構えて下さい.

10. 予備知識の重要性

私はリスニングの選択肢問題において、「文章レベルは大したことないのだがなぜか頭に入ってこない。なぜだろう?」考えました。

自分のリーディング能力の低さにも落胆しました。でもこれだけではない。

私が見つけた原因は予備知識の不足です。予備知識とは、バックグラウンドという言葉にも置き換えられます。

選択肢を見ても、全体が見えていない為にイメージし辛い。これはリーディングでパッセージを読まず直接問題を見るのと全く同じ。リスニングの放送は後から流れるので、全体をイメージしづらい。

ではどうするべきか。

まずはSECTION1の例題放送時間を利用して、セクション3, 4の選択肢問題を全部読んでキーワードに◯を付けてあげること。経験上これで実際に問題に入る際には見え方が違ってきます。ディクテーションにも波及効果が出て、内容を予測しやすくなるのです。

騙されたと思って一度試してみて下さい。予備知識を脳に与えてあげること。

11.やはり音が繋がっており、読まれる音が短い

そうです聞き辛いんです。

前回の記事で書かせていただきましたが、英語は音のリンクが起きたり、強弱がつけられ、その結果弱い音が聞こえにくかったり、発音自体が省略されることもあるので、実際の文字数よりも発音される音が少なくなります。

これが早く聞こえる原因。しかもリンクは音の変化をもたらすので更に聞こえづらくなっています。

What is it? [wadizi]のように。

しかし、この音の法則の存在を認知し、それを受け入れてあげること。すると、次第に霧が晴れてきます。ここに関してはhow toは存在せず、毎日の積み重ねで培われていくものだと感じています。

原因を知っていると、何も知らないよりも改善はスムーズになります。音に関しては早いのではなく、省エネで実際に短いのです。聞こえないと悩んでも、聞こえるようになりません。もともと読まれていないんですから。自信を持って聞こえないと言ってやりましょう。

ここまて4日連続でリスニングに関して書かせていただきましたが本日で一区切りです。

IELTSの得点を目指すことは進学希望の方や永住権取得希望の方にはもちろん大事ですが、このプロセスで英語を磨くことが目的であるべきと思います。

つまりこのプロセスの中で英語が洗練され、リスニングが得意になれば日常から吸収できる英語の量が飛躍的に増えます。するとボキャブラリーに波及し、そのボキャブラリーはスピーキング、ライティング、リーディングと全体にも波及していきます。

記事が気に入ったら
Kobatripを "いいね!"
Facebookで更新情報をお届け。

Kobatrip | コバトリップ

関連記事

  1. IELTS

    30. “数字”に関する英語表現

    皆さんこんにちは。HIRO(@takahiro_k18)です。…

  2. IELTS

    #12. IELTSのリスニングってどんな内容なの?

    さて本日の記事はタイトル通りIELTSのリスニングの入り口へのご案内。…

  3. IELTS

    #31. IELTS「運営側の立場」を考えてみる

    本記事ではIELTSを多面的に考えていこうと思います。簡単に言…

  4. IELTS

    #37. IELTSリーディング模試で”気づけた”こと

    本日は学校でIELTSリーディングの模試を受験してきました。結果は20…

  5. IELTS

    #15. IELTSライティングTask2 【結論】 3/4

    本日はIELTSライティングTask2のConclusion(結論)に…

  6. IELTS

    #44. IELTSライティングTask1 【グラフ問題】 2/5

    前回の記事では、IELTSライティングTask1のグラフ問題の概要およ…

Takahiro Kobayashi
@takahiro_nz

  • 【ブログ更新のお知らせ】#289. 語彙力が必要な理由 https://t.co/K6MQiq7qw7
    about 2時間 ago
  1. ビジネス

    146. NewsPicksオススメです。
  2. IELTS

    #12. IELTSのリスニングってどんな内容なの?
  3. ライフ

    #253. 人間は言い訳のプロフェッショナル
  4. ビジネス

    109. 私が京都のお寺で学んだ坐禅を組む際の3つのコツ
  5. ビジネス

    #249. マーケティングってなんだろう?
PAGE TOP