IELTS

#17. IELTSリスニングのポイント 【予測力】 1/4

今日から4回にわたり、IELTSのリスニングのポイントを書きます。

IELTSは全て筆記の試験となる、従って、リスニングでも書き取り問題(ディクテーション)も出題される。

放送が一度しか流されないため、準備のために与えられる30秒間で回答のPredicton(予測)をしていくことが必須、ということは以前の記事で書きました。

この記事でも問題に取りかかる前にやるべきことを書いていきます。

それは「回答ルールの確認」です。

すぐに問題に入りたい気持ちをグッとガマンして回答のルールを必ず確認して下さい。

IELTSリスニングの回答ルールは下記のように書かれています。

Write NO MORE THAN TWO WORDS AND/OR A NUMBER for each answer.

この条件があたえられた場合、どう回答しなければならないでしょうか?

そうです、「2文字以内または、番号」での回答となります。(7 working daysと言った回答もOK)

いくら回答内容が正しくても、条件を違反していれば不正解となります。この「何文字以内という条件」は必ず与えられ、問題によって3文字や1文字に変わります。

まずは回答の確認から試験は始まるのです。

ここからがPrediction(予測)です。

例えば、

・The museum closes at ___p.m. on Mondays.

という問題が与えられたとします。ここに入る内容はどんなものか予想できますか。

IELTSのリスニングでは「空欄の前後の言葉」が重要なヒントとなります。

この例題の空欄の前後は前置詞at、後にはp.m.

ここには時間が入ることが見た時点で予測できます。

実はほぼ全ての空欄内容が、このように前後関係から予測可能です。

特に前置詞が大きなヒントとなります。

例えばin ___ という空欄があった場合、時間や場所が入ると予測できますし、on___であれば日付や曜日に回答の絞り込みができます。

1.前後関係からの予測

2.特に前置詞が非常に重要な手がかりになる

ということを覚えておいて下さい。きっと役に立ちます。

そして別記事で書いた回転寿司理論のように、「今から流れてくる放送から何のネタをキャッチすべきか判断し、待ち構えるまで」が準備時間でやるべきことです。

ここからは実際に問題を見ていきます。

Which THREE things can students have with them in the museum?(次にうち、どの3つのものを生徒達は美術館に持ち込めるものはどれか?)

1.food(食事)
2.water(水)
3.cameras(カメラ)
4.books(本)
5.bags(カバン)
6.pens(ペン)
7.worksheets(紙)

まず皆さんに覚えておいてもらいたいのは、「与えられた問題内容の言葉の通りには放送は流れない」ということです。つまり、Paraphrase(センテンスの言い換え)、Synonym(同義語)で別の言葉で表現されるということ。

例えば、worksheetsのSynonymであるhandoutsという言葉が放送で流され、Worksheetsという言葉自体が使われない場合も十分あります。

なぜなら「問題作成者は全員が正解できる問題は作ってはならない」からです。

英語力を測るテストである以上、理解度によって受験生を正解か不正解かに振り分ける必要があります。実際、worksheetsという言葉を放送で流した場合、正解者は多いと予想できます。

ですが、これでは「worksheetsを聞き取れたかという基準」のみしか正解者と不正解者を振り分けるフィルターがないですよね。

それではIELTSという試験で英語力測定が大雑把なものになってしまいます。そこで色々と受験生を惑わす策を講じるのが「問題作成者の腕の見せ所」という訳です。

IELTSはしっかりと受験生の英語力を測定できる試験ですとアピールして社会的信用度を高め、受験生を集めるのも問題制作者のお仕事ですからね。

リスニング力のみだけでなく、「ボキャブラリーもしっかり持っている受験生を正解にしよう」と問題制作者が考えた場合、同義語を用いて、同じ内容を形を変えて表現することで、受験生のボキャブラリーを試すことができます。

「ん?worksheetsという言葉が聞こえなかったぞ、答えじゃないのか」と受験生を惑わすことができるのです。

さらに別の手段としては、問題通りの言葉を放送に流して、あたかも正解のように思わせておきながら、実は前後にトラップをしかけ、「今までは許可されていたけどルールが変わって今月から禁止された、もしくは来月から許可が出る」といった条件を混ぜることで、受験生を惑わせてきます。

この場合、実際に問題用紙に書かれている言葉が聞こえるので、「聞き取れたぞ!これだ!」と選びたくなりがちですが、前後を含めて判断すべき。ここには、「前後関係を含めて内容を正確に理解できる能力」を振り分けの基準に置きたい問題制作者の意図が存在するのです。

実際25,000円以上もする受験料を支払って受験しようとするIELTSの受験生のほとんどは書かれている言葉を放送中から聞き取る能力を持っています。

ただ流れた言葉の音を聞き取るだけがリスニング力なのではなく、単なるスタート地点。「ボキャブラリーと前後関係を含んでしっかり内容を把握できること」こそがリスニング力となります。

大事なので繰り返しますが、ParaphraseやSynonymでの言い換えや、その他条件(以前はOKだったが禁止になった、予定していたが台風で中止になった等)の条件で惑わしてくることは確実です。

この選択肢はどんな言い換えで流れるのだろうとPredictionするように習慣づけて下さい。Predictionによって該当の言葉を引っ掛けるフィルターの編み目が細かくなります。

言い換えに関しては、数字も狙われます。

例えば、10:15という時間が正解の場合、a quarter past tenであったり、2週間がfortnighftと言い換えられたり、twice a monthやtwice per monthと言うようにいくらでも言い換える表現があります。

そのまま、10:15であったり、two weeksとは放送されない確率が高いので、選択肢を見たら、他にどんな表現方法があるのか、を考えることが大事です。

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