IELTS

#49. IELTS「本試験」をふりかえる

3月18日(土)にオークランド大学でIELTSの本試験を受験してきました。

昨年の12月に続き、今回が2回目の受験。本記事では当日のスケジュールや雰囲気を振り返り、皆さんとその情報を共有したいと思います。

試験”前日”の過ごし方

”試験は前日から始まる”と言っても過言ではありません。私は試験前日の夜から摂取する水分量を意図的に減らしました。本試験はリスニング、リーディング、ライティングの休憩無しのぶっ続けです。つまり入室から3時間以上はトイレに行けないのです。

さらに集中力を長時間維持する為に、睡眠時間を十分に確保しておくことは言うまでもありません。最後まで勉強して粘るのも手ですが、睡眠時間に時間を投資した方が時間対効果は高いと思います。そしてパスポートは必ず準備しておきましょう。パスポートが無ければ受験は許されません。

当日の受付〜入室まで

オークランドの場合は試験開始が12:30-13:00です。(日本の場合は9:00)スケジュール表には、11:00-12:00が写真撮影と指紋スキャンの時間です。実際のところ、真面目に11:00に到着しても12:00までは何もすることがありません。初受験の際には、11:00に到着し、結局1時間待たされました。11:30の到着で問題ありません。

会場に早めに着いて準備するというのも1つの手ですが、他の受験者が騒がしく準備に集中できる環境ではありません。オークランドに限って言えば、この待ち時間はただ無駄に待たされるだけ。それであれば、当日の朝をゆっくり過ごし、トイレでしっかり出しておく方が賢明です。

12:00に試験官が待ち合い室に入って来て、試験の案内を開始が始まります。10分ほどでしょうか。携帯電話の電源を切り、鞄にしまうように指示されます。さらに腕時計も外すように指示があります。試験室内に持ち込めるのは、鉛筆、鉛筆削り、消しゴム、透明ペットボトル、パスポートのみ。そして12:10に試験室ごとのグループで移動が始まります。待ち時間で自分の試験室を確認しておきましょう。

自分の試験室のあるエリアに到着すると、荷物を保管する部屋に案内されます。そこで、自分の荷物を置いて入室までの手続きが始まります。入室前にトイレを済ましておくように指示があります。トイレはこの時点で行っておくべき。なぜなら、これから最低3時間はトイレに行けないから。

そして入室前の手続き。本日2度目のパスポート提示&指紋スキャンとなります。ようやく試験室に入れると思いきや、ドアの前で新たな試験官が立っています。なんと再度パスポートを提示するよう再度要求があるではありませんか。自分の席に着けるまでパスポート計3回提示しました。

この時点で12:20過ぎ。以前はオークランドのIELTSも日本と同じように午前開始だったのですが、時差が4時間ある為、試験終了後の電話やメールでその日の試験内容を伝えるという不正が行われたらしく結果午後開始になったそうです。

席に着いてから試験開始まで

自分の席に着くと、何やら用紙が1枚置いてあります。これはテスト結果を郵送かまたは試験会場まで受け取りにいくか希望を出す用紙です。私の家は会場まで遠いので郵送を希望しました。試験結果は受験13日後にインターネットでも確認できます。

この用紙の記入は1〜2分で終わります。ここまでで12:25くらい。ここからは試験開始まで何もすることがありません。全員(私含めて15人)揃ったことを確認し、試験官が試験の説明を始めます。説明内容はテストの順番、不正するな等の基本事項。そして12:45にリスニングの解答用紙と問題用紙が配布され、氏名、受験番号、受験会場番号を記入するよう指示が出ます。

私の席はその部屋で最も時計が見えにくい席(最右前)でした。腕時計も外しているので、心配していましたがそれは杞憂に終わりました。前方のホワイトボードにタイマーを表示してくれ、残り時間が何分何秒なのかハッキリ見えるようにしてくれます。うーん親切。

ようやくリスニングスタート

実際に試験が始まったのは12:50。ここから3時間の死闘の開始。

席についてからの待ち時間は頭の中でリスニングのイメージトレーニングをしておいた方が良いかと思いました。最初から集中力を全快に持っていくのは実際難しいので、集中する前に大事な部分を聞き逃してしまったと事態を少しでも防ぐ為です。試験会場は待合室とは異なり非常に静かなので集中できます。

問題用紙を開いて良いと許可が出た瞬間、まずはルール確認(文字数制限)。SECTION1はほとんどの確率でディクレーション問題です。タイトルを見て何のストーリーなのかを予想し、空欄のPredictionを行います。放送が流れるまでに、何の答えを捕まえるかの仕込み作業を行います。

Section2以降の選択肢問題への準備としては、選択肢の”キーワード”をマーキングしておくことが大事。準備時間に質問と4つの選択肢×問題数読み切れれば理想ですが、実際は難しい。そこで、選択肢のキーワードをマーキングしておくことで、何について見分ければ良いのかを頭に入れておくことが最善の方法だと感じました。キーワードとは、”その選択肢を他の選択肢とは別のものにしているエッセンス”です。

そして予想通り、選択肢問題には様々な罠が。選択肢問題は基本全ての選択肢に書かれている内容が放送されます。どれが本物の答えなのかを前後関係より把握する必要があります。放送で流れたけど、将来のことなのか、以前のことなのか、一見正解に聞こえることでも不正解には”何かの制約”がついています。この制約を聞き逃さないこと。

そして最も避けるべきことが、どの問題を読んでいるか放送の途中でわからなくなること。これが一番恐ろしい。放送には何があってもしがみついて下さい。問題終了後10分間の回答時間が与えられます。聞き逃したとしても、前後関係から予想して全ての回答を埋めておくようにしましょう。

時間がやっぱり厳しかったリーディング

今度はリーディング。個人的には最も心配な分野です。まずは、3つのパッセージのタイトル、文量を見て一番取りかかり易そうなものから読んでOKです。パッセージは1→3に進むにつれ難易度が上がります。今回の内容は、『発展途上国の太陽光発電』、『テクノロジーを使用したお店の販売戦略』、『ミツバチの農業における役割』でした。私は1パッセージ目から順に読み始めました。

この試験を通じて感じたことは、やはり時間が厳しいということ。1パッセージ目は17〜18分で終了し時間の貯金に成功しましたが、パセージ2でその貯金を使い果たし、ジャスト残り20分で最後のパッセージへ。しかし最も難しいパッセージ3は20分では足りませんでした。最後の数問は勘で埋めるはめに。

改めて感じたこととして、まずはタイトルやサブタイトルを読み、どんな内容かを漠然でもいいから把握・予測すること。これが補助的役割を果たしてくれます。次に問題を読み、捕まえるべき答えを把握しておくこと。これが無駄な時間を削減する為に効果的。そして、各々のパッセージをしっかり読んでいる時間はないということ。やはり、スキミングをし、各々の答えが書かれている周辺箇所をいかに早く探し出し、その周辺をしっかり読めるかどうか。しっかり読むべきポイントは、答えの周辺のみでOKです。

見直し時間必須のライティング

リーディングで予想以上にエネルギーと集中力を消費しました。そしてライティング。今回の問題はTask1が『アメリカの5つの部門に配分される研究予算の推移のライングラフ』、Task2が、『政府は危険なスポーツは禁止すべきか否か』

私はTask1をとっとと終わらせてtask2に時間を費やす作戦に出ました。結果5分以上あまり、最後は見直しの時間を確保できました。”見直しの時間は確実に設けた方が良い”です。必ず間違いはあるという前提で、文法ミスやスペリング等を確認することで無駄な失点を防ぐ意義は十分にあります。時間対効果で考えると最後の5分間は見直し時間に投資すべきです。

全て終了したのは15:50。きっかり3時間。待ち時間を合わせたら3時間半はずっと座りっぱなし。その後スピーキングまでは自由時間です。

緊張に負けたスピーキング

最後はスピーキング。私は17:50からだったので、近くのスターバックスでリラックスすることに。指定時間の30分前には到着するように指示があったので、17:15に会場に戻り、受付を行いました。パスポートを手渡し、入室まで椅子で待つことになります。同じ時間帯のグループだと、先に受付した人から順番となります。そして試験官が迎えに来るまで椅子に座っての待機となります。

入室直前には指紋スキャンが必要です。

スピーキングは1対1。試験室に向かうまでの間にお互いの名前と出身地、緊張してる?というような雑談がありました。入室すると椅子に座るように指示があります。そして試験官が、レコーダーを取り出し、日付、場所、受験者氏名、試験官氏名、受験番号、会場名を録音し始めます。他の試験官が採点する時の準備です。

そして目の前にレコーダーが置かれます。机にあるのは、白いストップウォッチと、テキストブックとPart2用の鉛筆、5センチ角のメモ用紙があります。ここから試験スタートです。

Good afternoonからのやり取り。まずは自分のフルネームを言うよう指示があります。そしてなんて呼べば良い?と聞かれます。(1回も名前呼ばれなかったので、リスニング能力を試しているだけだと思います)そして、働いているか、学生かの質問。何の勉強している?学校終わったら何している?

ここまで雑談。そしてPart1の説明が読まれます。

Part1

私のトピックはIndoor activetityでした。思い出せる限りで内容を書くと、子供の頃に何の遊びをしていた?子供はゲームをやり過ぎだと思うか?何のデバイスが必需品か?朝晩で必要なデバイスは変わるのか?忘れない様に何か対策をしているのか?だったかと思います。自分で凄く緊張しているのが分かりました。終止声は上ずっているし、簡単な質問内容も聞き返すはめに。

Part2

田舎での思い出。いつ行ったか。誰と行ったか。何をしたか。なんで思い出なのかを含めてのスピーチです。鉛筆と5センチ角のメモ用紙が渡され、1分間準備のあとに2分間のスピーチ。私は1分30秒ジャストで終わりました。これも想定外の短さ。

Part3

ここからはPart2の関連内容。都会と田舎の長所・短所、どんな違いがあるのか?田舎は昔と比べてどのように変わったか?どちらに住みたいか?その理由は?

正直に言うと、支離滅裂な回答だったと思います。文法的にもぐらついていました。それと喋っても相手が相づちしてくれないこともあり、伝わっているのか不安になりました。声も上ずっており、小さいし、試験官も聞こえ辛かったのでしょう。

気持ちを立て直せず、気づいたら終わってしまったという感じです。いつもと同じ精神状態では挑めません。それを前提に同対応するか。ここにつきます。決して難しいテーマでは無かったので、悔しさだけが残りました。

このスピーキングの試験から私が自分の英語力に対して感じたことは、普段からロジカルに話す習慣、シンプルに話す習慣が足りていないこと。そして決まり文句は出て来るが、予期せぬ質問が来た際に自分で会話を組み立てていくことはまだ難しいレベルにあるということです。自分の弱点が露呈された試験でした。

このように本試験では普段とは異なった精神状態で挑むことになるので、普段からどれだけ本番を意識して取り組めるかどうかが大事。付け焼き刃では通用しません。特にスピーキングで痛感しました。費用はかかりますが、これからも年1〜2回のペースで受験していきたいと思います。

本番に勝る練習はありません。

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Takahiro Kobayashi
@takahiro_nz

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