ビジネス

71. 社会人留学のメリットについて考える

一般的に会社を辞めての留学、いわゆる社会人留学に関して、否定的な意見が多いように感じる。

『リスクが高い』

『再就職に困る』

『人生を棒に振るう』

このような意見を持つ人たちは、自らが経験した上で言っているのだろうか。実際に自らが経験せず、どこかのメディアで聞きかじっただけで発言しているすれば、耳を傾けるだけ時間の無駄。

基本的に私は実際に経験した人の意見しか信じない。経験していない人の意見は深みがなく、説得力がない。

私は専門商社の営業として4年間の社会人期間を経て留学した。本記事では社会人を経てからの留学のメリットに関して私の持論を書いていく。

 

社会人を経験すると価値観が『時間>お金』になる

学生時代は時間が有り余っていたからか、その時間の大切さについては真剣に考えたことがなかった。二日酔いで午前中を潰すことも多く、振り返ると贅沢な時間の使い方をしていたなーと思う。それはそれで学ぶことも多かったのだが。

学生時代の私の価値観は『お金>時間』だった。アルバイトで自分の時間を差し出し、その対価としてお金を得る。それで服を買ったり、飲みに行ったりしていた。そして二日酔いで時間を無駄にするというサイクル。

しかし、社会人になると自分の時間が極端に少なる。一方、給料は入ってくるのでお金に関しては困らない。

ここで価値観が『時間>お金』に変わる。

留学に出るのは、この価値観の変化が起きてからでも全く遅くない。

むしろ同じ期間留学するとしたら社会人を経験した人の方が伸びるのではないかとすら思う。それは時間がどれだけ貴重なものか身を以て理解しているからだ。限りある時間を最大限活用しようとする。

 

社会人を経てからの留学は、真剣度が異なる

周りを見ても社会人経験者の方が真剣に英語に取り組んでいるように見える。

その理由は2つある。

1つ目は、身銭を切っていること。自分が稼いだお金は絶対に無駄にしたくない。必ず投資分以上を回収してやろうと考えている。だから授業を1時間たりとも無駄にしない。

2点目は、追い込まれているからだ。留学後、日本で就職することを考慮すれば、採用面接で聞かれることは決まっている。『その留学を経験し、何を得たか?』だ。

これに対して言語化して説明できるようにならねばならない。場合によっては、英語の試験を受け、その能力を数値化し、説得力を持たせることも必要だ。

再度日本を拠点にするのならばパワーアップして帰る必要がある。留学しましたが大して英語は伸びませんでした、では単に海外旅行に行っていたのと何ら変わらない。

だから何が何でも身につけようと貪欲になる。背水の陣なのだ。

 

授業に対するマインドセットが変化している

私は現在MBAを学んでいる。これは周りに流された訳ではなく、誰かに強制された訳でもなく、紛れもなく自分が望んだこと。

大学受験の時は、周りが大学を目指しているから、自分も行かなくちゃならないのかなー程度にしか考えていなかった。大学に行く意味を理解しておらず、とりあえず大学に行っておけば就職に役立つんだろう程度。もちろん自分が勉強したい分野などなく、自分が入りやすい学部を受験しただけ。

だから授業が退屈で仕方がなかった。

だが、今は自分の意思でここに立っている。だから能動的な学びができる。授業は楽しいというマインドセットの変化が起こっているのだ。好きな時に、好きなだけ学べることの幸せを噛み締めている。

時間の大切さが身にしみて分かっているからだ。

更に社会人時代の経験をケーススタディとして頭の中で色々遊べるので、楽しめる要因が学生時代よりも増えている。昔の上司の行動を思い出し、どういった思考であの言葉を発したのかをイメージしてみたり、自分の行動を振り返り、足りなかった点を分析してみたり、だ。

これは社会人を経験した人間の特権だ。

このように社会人経験者の留学は学生時代とはまた違った視点で学べメリットは大きいように感じる。社会人になってしまったからという理由で留学を諦めようとしている人がいれば考え直してもらいたい。

この人生一回きり。二度とやり直しがきかないんだから、自分の思いに正直に行動すべきだ。これは留学に限ったことではない。

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Takahiro Kobayashi
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